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MULTI-SITE

IPを活用した体験型イベントの全国・複数施設展開

1つの会場で開催した体験を、別の施設や地域でも開催する。複数施設での展開では、単会場の制作とは別に、施設ごとの調整、体験の品質をそろえること、監修を重複させないこと、施設どうしで効果を比べられることが課題になります。

このページでは、共通化する部分と施設ごとに調整する部分の分け方、役割分担、経済条件、効果測定、広げ方の手順を整理します。IPイベントそのものの企画・監修の進め方はIP・キャラクターの体験型イベント制作をご覧ください。

この記事の要点

  • 物語・世界観・監修済みの設定・制作物の原版は共通にし、動線・設置場所・運営条件は施設ごとに調整します。
  • IP側・施設側・制作会社の役割を先に分けると、監修や確認の重複を減らせます。
  • 受託・レベニューシェア・併用のどれで進めるかは、初期費用・原価・権利使用料・収益分配を案件ごとに決めます。
  • 1施設での小規模な実証から始め、改善してから対象施設を追加します。

ISSUES

複数施設で展開するときの課題

課題起きやすいこと考え方
施設ごとの調整負担会場ごとに一から企画し直し、設置・営業時間・告知の調整が毎回発生する共通部分と施設別の調整部分を最初に分け、調整項目を一覧にする
体験の品質のばらつき会場によってキャストの対応や進行が変わり、参加者の体験に差が出る運営マニュアル・研修・確認項目を共通化する
監修の重複会場ごとに同じ確認を権利元へ依頼し、期間が延びる共通部分はまとめて一度監修を受け、施設別の変更だけを追加で確認する
効果の比較会場ごとに測り方が違い、どこが良かったか比べられない指標と記録方法を全施設でそろえる

EXPERIENCE

参加者がすること

体験の中心は、作品の世界で役割を持った参加者が、登場人物と会話する、場所を探索する、選択して物語を進めることです。謎解きは、そのための設計手段の一つとして使います。施設ごとに場所や動線は変わっても、参加者が担う役割と物語の筋は共通にできます。

MODEL

共通化する部分と、施設ごとに調整する部分

区分内容
全施設で共通物語と世界観、参加者の役割、監修済みの設定・台詞の範囲、制作物の原版(印刷物・小道具・キット)、運営マニュアル、効果測定の項目と記録方法
施設ごとに調整動線と手がかりの設置場所、営業時間と開催時間帯、受付・スタッフの配置、告知に使える場所や媒体、会期、安全面の確認事項

共通部分の監修はまとめて受け、施設ごとの変更点だけを追加で確認すると、権利元の確認回数を抑えられます。

ROLES

役割分担

立場主に担当すること(例)
IP側(権利元・代理店)使用できる素材・設定の提供、世界観とキャラクターの監修、利用範囲(告知・物販・配信など)の決定
施設側使用できる空間と時間帯、営業上の条件、館内・店舗との調整、告知面の提供、施設側の窓口
株式会社ex Labs企画・体験設計・シナリオ、制作物、施設ごとの動線設計と調整、運営設計・マニュアル、当日運営、効果測定とレポートの取りまとめ

上記は一例です。実際の担当範囲は案件ごとに確認して決めます。窓口と報告を一本化すると、IP側・施設側の双方が全施設の状況を把握しやすくなります。

TERMS

経済条件で決めること

進め方は受託・レベニューシェア・併用のいずれも相談できます。どれを選ぶかは、次の項目を案件ごとに決めてから判断します。すべての案件で費用がかからないわけではありません。

決める項目確認すること
初期費用企画・制作・制作物の費用を、誰がいつ負担するか
原価の負担施設ごとに発生する設置・運営・キャストの費用をどう分けるか
権利使用料IPの利用料の額と支払い方法(固定・売上連動など)
収益の分配チケット・物販などの売上を、どの割合・順番で分配するか
精算と報告精算の時期、売上・参加数の報告方法

MEASURE

効果測定の指標

施設どうしで比べられるよう、指標と記録方法を全施設でそろえます。記録から数えられる実測の指標と、アンケートなどの参考指標は分けて報告します。

指標記録の方法(例)区分
参加数チケット販売・受付の記録実測
予約数予約サイトの記録実測
施設内の回遊手がかりの設置スポットごとの到達記録実測(記録の仕組みを設けた場合)
店舗・テナントへの送客体験と連動したクーポン・特典の利用数実測(連動施策を設けた場合)
満足度参加後アンケート参考
再参加の意向参加後アンケート参考

STEPS

小規模実証から広げる手順

  1. 1施設で小規模に実証する:共通部分を作り、1施設で開催。参加者の動き、運営の負担、指標の取り方を確認します。
  2. 改善する:実証の結果をもとに、物語・動線・運営マニュアルを見直します。
  3. 対象施設を追加する:施設ごとの調整項目に沿って準備し、開催施設を増やします。
  4. 全施設の結果をまとめて報告する:そろえた指標で施設どうしを比べ、次の展開を判断します。

DIFFERENCE

周遊型の謎解きイベントとの違い

複数の施設や店舗を巡る企画としては、周遊型の謎解きイベントも広く行われています。ここで扱う進め方には、次のような特徴があります。

観点このページで扱う進め方
体験の中心謎解きに限らず、登場人物との会話・探索・選択による物語体験として設計できる
事業の設計収益の分配を含めた経済条件を、IP側・施設側と一緒に決める
共通化する業務監修・制作物・運営マニュアル・効果測定を、全施設で共通にする
窓口と報告調整の窓口と結果の報告を一本化する

TRACK RECORD

複数会場・複数拠点での当社の実績

IPを使った複数施設展開の公開実績は、現在このページに掲載できるものがありません。複数の会場・拠点を同時に扱った当社の公開済みの事例は次のとおりです。

  • 東京都頭脳王決定戦:都内4会場を同時に活用した大型の頭脳戦イベントを企画・運営(自社主催)。
  • 恣験(カラオケ館):参加者が店舗を巡りながら挑戦する、複数拠点の周遊型頭脳戦コンテンツを制作。
  • ウワサバナシ調査委員会(渋谷サクラステージ):施設全体を周遊する施設一体型イマーシブを企画・制作。日本経済新聞に掲載。

制作事例一覧 →

CONTACT

ご相談のときに伝えること

次の項目をお知らせいただくと、検討が早く進みます。未定の項目があってもご相談いただけます。

  • ご相談者の立場(IPホルダー・施設運営会社・広告代理店など)
  • IP名、または検討中であること
  • 希望する地域・施設数
  • 希望の時期
  • 予算(未定でも可)
  • 権利の調整状況

複数施設での展開を相談する

IPを活用した企画を相談する(無料)

FAQ

よくある質問

全部の施設で同じ内容にする必要がありますか?

物語・世界観・監修済みの設定・制作物の原版は共通にし、動線・設置場所・営業時間に合わせた運営条件は施設ごとに調整する形が基本です。どこまで共通にするかは、監修の回数と施設側の負担を見ながら決めます。

最初から複数施設で始めないといけませんか?

いいえ。1施設での小規模な実証から始め、参加者の動きや運営の負担を確認して改善してから、対象施設を追加する進め方をおすすめしています。

費用はかかりませんか?

案件によって異なります。受託・レベニューシェア・併用から相談でき、初期費用・原価の負担・権利使用料・収益の分配方法を案件ごとに決めます。すべての案件で費用がかからないわけではありません。

IP名や予算が決まっていなくても相談できますか?

はい。IPが検討中の段階、予算や施設数が未定の段階でもご相談いただけます。

関連ページ:IP・キャラクターの体験型イベント制作(企画・監修・運営の進め方)/IPイベント企画・制作のサービス/施設活用イベント/制作事例一覧

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