REVENUE SHARE
施設イベントのレベニューシェアとは
費用回収・売上分配・負担を解説
施設イベントのレベニューシェアとは、チケット売上などの収益を、施設と企画・運営側で分ける実施方法です。施設が制作費を先に支払う受託型とは、費用の回収方法と役割分担が異なります。
「初期費用0円」という案内を見るときは、最初の支払いだけでなく、施設側が用意するもの、何を売上として扱うか、いつから分配されるかまで確認することが大切です。
公開日:2026年9月8日
この記事の要点
- レベニューシェアとは、チケット売上などの収益を施設と企画・運営側で分ける実施方法で、施設が制作費を先に支払う受託型とは費用回収と役割分担が異なります。
- 「売上の何%」だけでは取り分は決まらず、原価回収の有無・分配の順序・何を売上として扱うかで実際の受取額が変わります。
- 初期費用0円でも、会場・告知・スタッフなど施設側の協力内容を契約前に決めておくことが重要です。
- 導入できるかは場所と事業条件(会期・受入人数・単価)の組み合わせで判断し、株式会社ex Labsは有料チケット型でレベニューシェア(初期費用0円)に対応しています。
TYPES
受託型・レベニューシェア型・併用型の違い
| 方式 | 主な費用の考え方 | 導入時に確認すること |
|---|---|---|
| 受託型 | 主催者が制作・運営を発注する | 制作範囲、総額、追加費用、成果物 |
| レベニューシェア型 | 売上をもとに費用を回収し、収益を分ける | 回収対象、分配対象、分配順序、売上不足時の扱い |
| 併用型 | 一部を発注費等で負担し、残りを売上から回収する | 負担する費用と売上から回収する費用の区別 |
無料の来館促進企画など、チケット収入がないイベントは、別の収入源や費用負担がなければ同じ仕組みで回収できません。有料イベントか、無料施策か、協賛等を含むかを最初に整理します。
PERCENT
「売上の何%」だけでは取り分は分からない
売上を最初から一定割合で分ける方法と、制作・運営の原価を先に回収してから分ける方法では、同じ割合でも実際の受取額が変わります。
確認したいのは、次の3点です。
- 分配の対象:チケット売上全体か、所定の費用を控除した金額か。
- 回収する費用:制作、運営、広告、手数料など、どこまで含むか。
- 分配の順番:販売開始から分けるか、原価回収後に分けるか。
税込・税別、返金、決済手数料、値引き、招待枠などの扱いも、計算の前提をそろえておきます。同じ費用を売上控除と原価の両方に入れないよう、費目を整理してください。
EXAMPLE
仮の数字で見る、原価回収後に分配する例
以下は計算方法を説明する仮の例です。ex Labsの固定料金、標準の分配率、実績、集客予測ではありません。説明を簡単にするため、税・手数料・返金等を省略し、同じ金額基準で計算します。
仮の条件を次のように置きます。
- 回収対象となる原価:100万円。
- その原価は企画・運営側が負担する。
- 売上から原価を先に回収する。
- 回収後に残った金額を、企画・運営側70%、施設側30%で分ける。
- この例では最低保証や、集客不足による施設への追加請求はないものとする。
| 売上 | 原価回収後に分ける金額 | 施設側の受取額 | 企画・運営側の受取額 | 企画・運営側の原価差引後 |
|---|---|---|---|---|
| 80万円 | 0円 | 0円 | 80万円 | −20万円 |
| 100万円 | 0円 | 0円 | 100万円 | 0円 |
| 150万円 | 50万円 | 15万円 | 135万円 | 35万円 |
売上150万円の場合、先に100万円を原価回収へ充て、残り50万円を分けます。施設側は50万円の30%で15万円、企画・運営側は回収分100万円と分配分35万円の合計135万円を受け取ります。
この例では、売上150万円の30%である45万円が施設側に入るわけではありません。実際の負担や分配は契約条件によるため、割合と合わせて計算順序を確認しましょう。
株式会社ex Labsが公開している分配の目安(原価回収後に当社8:施設様2から5:5までの範囲で、施設側の広報協力や場所の提供条件により変動)は、初期費用0円の適用条件に記載しています。上の7:3はその範囲内で計算を説明するために置いた仮の数字です。
COOPERATION
初期費用0円でも、施設側の協力内容は決める
制作費の初期支払いがなくても、場所や時間の提供、館内告知、施設担当者との調整、テナントへの連絡等が必要になることがあります。
| 確認する項目 | 具体例 |
|---|---|
| 使用する場所と時間 | 受付、体験区画、設営・撤収、営業時間外の利用 |
| 現場で必要なもの | 電源、備品、制作物の保管場所、スタッフの待機場所 |
| 告知の協力 | 施設サイト、館内掲示、サイネージ、SNS |
| 施設側との調整 | 使用申請、営業部門・店舗との連絡窓口 |
| 追加費用の扱い | 延長対応、特別な設備、追加広告、変更による制作 |
一律にすべての設備を必須とするのではなく、企画に応じて必要なものを決めます。追加の対応が発生する場合は、誰が判断し、どちらが費用を負担するかも確認します。
FEASIBILITY
導入可能性は、場所と事業条件の組み合わせで判断する
有料で体験したい人に届く企画か、適切な開催期間を確保できるか、受入人数と運営費が合うか、告知手段を用意できるかを検討します。
来館者数が多くても、参加者の動線や体験時間が施設に合わなければ、成立するとは限りません。逆に、条件が限られている場合でも、開催日や規模、方式を調整する余地があります。
売上の見込みと受入上限は分け、参加人数を複数のケースで試算しておくと、費用負担について話し合いやすくなります。
CHECKLIST
契約・実施前に確認したいこと
回収対象の費目と金額、追加費用の承認方法、売上の報告、分配の時期、開催変更・中止・返金時の扱いを整理します。再演や期間延長を行う場合に、どの費用が再び発生するかも確認事項です。
「施設の負担なし」という案内がある場合は、どの負担を指しているかまで確認すると、実施後の認識違いを防ぎやすくなります。
ORDER
ex Labsの施設活用イベント
株式会社ex Labsでは、受託型、レベニューシェア型、併用型について、施設と企画の条件に応じた相談を受け付けています。原価回収と分配の考え方、施設側にお願いする協力は、個別の条件を確認して決めます。
企画の種類と活用方法は、施設活用イベントのガイドをご覧ください。
FAQ
よくある質問
施設側の初期費用は本当に0円ですか?
必須条件は「参加者から料金をいただく有料チケット型のイベントであること」です。この条件を満たす場合、制作費・運営費の初期支払いは不要で、チケット売上から回収します。施設様が追加を希望する造作・館外広告・延長などは事前にお見積りし、合意なく発生させません。
売上の分配の目安は?
チケット売上から制作費・運営費などの原価を回収するまでは当社の取り分とし、回収後の売上を施設様と分配します。目安は当社8:施設様2から5:5の範囲で、施設様の広報協力や場所の提供条件で変わります。契約前に数字で提示します。
レベニューシェア型の実績はありますか?
渋谷サクラステージの施設一体型イベント「ウワサバナシ調査委員会」は、施設側の初期費用負担なしで当社が企画・制作・集客・運営を担うモデルで実施し、日本経済新聞に掲載されました。
レベニューシェア型イベントの会期と参加人数の目安は?
会期は2週間〜1ヶ月以上を推奨します。原価回収後に分配する仕組み上、来場者が「何度も来る理由」を作れる会期が必要だからです。参加人数は、空き区画を使う小規模企画で1日数十名、フロア横断の周遊型で1日数十〜数百名を受付枠と回数で設計します。準備期間は既存コンテンツの導入で2〜4週間、オリジナル制作で最短1ヶ月・標準1〜3ヶ月が目安です。
初期費用・費用分担を含めて施設活用イベントを相談する
初期費用・費用分担を含めて施設活用イベントを相談する(無料)予算・企画内容が未定の段階でもご相談いただけます。条件・参考価格はサービスページをご覧ください。
関連ページ:施設活用イベントとは/初期費用0円の適用条件(サービスページ)/周遊イベントの制作依頼/オリジナル制作か既存導入か/体験型イベントの費用相場/遊休区画の活用/体験型イベント用語集/体験型イベントの効果測定・KPI/商店街・街全体を使う回遊イベントの企画
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