PROPOSAL

体験型イベントの企画書の作り方
施設・上司に通る構成と書き方

体験型イベントの企画書とは、施設や決裁者に「なぜこのイベントをやるのか、何が起こるのか、いくらかかって何が得られるのか」を1つの資料で伝えるものです。通常のイベント企画書と違い、来場者が「何をするのか」と、空間・動線・人数の制約を具体的に書く必要があります。

この記事では、企画書に入れる9項目、体験型ならではの書き方、予算とスケジュールの書き方、施設や決裁者から必ず聞かれることを、体験型イベントの企画・制作会社である株式会社ex Labsが整理します。制作会社に相談する前の下書きにも使えます。

公開日:2026年9月12日

この記事の要点

  • 体験型イベントの企画書は、目的・KPI・対象・会場と制約・体験の内容・形式・スケジュール・予算・体制とリスクの9項目で、読む人が「判断できる」状態にします。
  • 体験型ならではの要点は、来場者が受付から終了まで何をするかを時系列で書き、同時体験人数・所要時間・受付枠を示すことです。
  • 予算は制作費・運営費・告知費・会場費に分け、既存導入で数十万円台〜、オリジナルで100万円前後〜の目安と、レベニューシェア(初期費用0円)の選択肢を書きます。
  • 制作会社には目的・対象・制約・予算上限・希望時期があれば相談でき、体験の内容は未定でも構いません。

DEFINITION

体験型イベントの企画書とは

企画書の役割は、読む人が「判断できる」状態にすることです。施設の担当者なら営業への影響と安全、決裁者なら費用対効果、制作会社なら制作範囲を判断します。読む相手ごとに知りたいことが違うため、1つの資料に「目的」「体験の内容」「制約」「費用と効果」「体制と日程」がそろっている必要があります。

体験型イベントの基本は体験型イベントとは、企画の発想は体験型イベントの企画アイデアをご覧ください。

9 ITEMS

企画書に入れる9項目

項目書くこと抜けやすい点
1. 目的集客・回遊・売上・話題化・研修のどれか。1つに絞る目的が複数あると評価できない
2. 主要指標(KPI)目的に対応する数字1つと、補助指標2〜3個測定方法まで書く
3. 対象誰に来てほしいか(年齢層・グループ構成・既存客か新規か)「幅広く」は対象を決めていないのと同じ
4. 会場と制約使える区画・時間帯・人数上限・営業への影響使えない場所・時間も書く
5. 体験の内容来場者が受付から終了まで何をするか(所要時間・動線)「イマーシブ体験」だけでは伝わらない
6. 形式と制作方法既存コンテンツの導入かオリジナル制作か、制作会社の関与範囲自社で担当する業務を明記
7. スケジュール企画確定・制作・テストプレイ・告知開始・実施・振り返りテストプレイの日を入れる
8. 予算制作費・運営費・告知費・会場費の内訳と、収入の有無再演時の費用を分ける
9. 体制とリスク担当者、当日の運営人数、安全・混雑・雨天・クレームの対応問い合わせ窓口

この順番は、読む人の疑問の順番です。「なぜ」(目的)→「誰に」(対象)→「どこで何を」(会場・内容)→「どう作る」(形式)→「いつ・いくら」(日程・予算)→「誰が・何かあったら」(体制・リスク)の流れで書くと、質問が先回りされた企画書になります。

EXPERIENCE

「体験型」ならではの書き方

体験型イベントの企画書で最も重要なのは、5番目の「体験の内容」です。来場者の立場で、時系列に書きます。

  • 受付:どこで受け付け、何を渡すか(手がかり・キット・スマートフォンの案内)
  • 体験中:どこを、どの順番で、何分かけて巡るか。店舗やスタッフと接点があるか
  • 終了:どこで終わり、何が残るか(特典・写真・SNS投稿の導線)

あわせて、「同時に何人まで体験できるか」「1回の所要時間」「1日の受付枠」を書くと、施設側は混雑と営業への影響を判断でき、決裁者は来場者数の上限から売上の上限を計算できます。

イマーシブ・周遊型・マダミス・頭脳戦のどれにするか迷う場合は、マダミス・謎解き・イマーシブ・頭脳戦の違いを参考に、目的と場所の制約から選びます。

BUDGET & SCHEDULE

予算とスケジュールの書き方

予算は「制作費」「運営費」「告知費」「会場費」に分け、収入(チケット・協賛・特典連動の売上)がある場合は別に書きます。制作費の目安は、既存コンテンツの導入で数十万円台〜、施設に合わせたオリジナル制作で100万円前後〜、施設全体・街全体の周遊型で数百万円規模です(株式会社ex Labsにご依頼いただく場合)。内訳は体験型イベントの費用相場を参照してください。

有料チケット型なら、チケット収益から回収するレベニューシェア(初期費用0円)を企画書の選択肢として書けます。条件はレベニューシェアの解説にまとめています。

スケジュールは、実施日から逆算します。既存コンテンツの導入なら2〜4週間、オリジナル制作なら最短1ヶ月・標準1〜3ヶ月が制作期間の目安です。テストプレイの日、告知開始の日、施設側の確認期限を企画書に入れると、後から遅れの原因になりやすい工程が見えます。

想定人数の目安は、1空間で完結する公演型なら各回2〜10名程度、施設や街を巡る周遊型なら1日数十〜数百名を、受付枠と回数から計算して書きます。同時体験人数と所要時間が決まれば、会期全体の上限人数が出ます。

QUESTIONS

施設・決裁者から必ず聞かれること

  • 安全と混雑:通路の確保、避難導線、同時体験人数の上限
  • 営業への影響:通常営業のお客様への配慮、店舗スタッフの負担、騒音
  • 効果の根拠:似た事例の実績、想定来場者数の根拠
  • 費用対効果:総費用と、来場・回遊・売上の見込み。測定方法
  • 中止・変更:雨天、来場者が少ない場合、トラブル時の対応
  • 権利と表現:使用する物語・キャラクター・写真の権利、施設のブランドとの整合

根拠として使える事例は、制作会社の公開実績です。株式会社ex Labsでは、渋谷サクラステージを周遊するイマーシブイベント(日本経済新聞掲載)、閉店後の紀伊國屋書店での一夜限りの公演(博報堂様との取り組み)、宿泊施設向けマダミス(新規宿泊予約20件以上)などを制作事例一覧で公開しています。

BRIEF

制作会社に渡す資料との違い

社内・施設向けの企画書は「判断のため」、制作会社に渡す資料は「制作のため」です。制作会社に相談するときは、企画書のうち、目的・対象・会場と制約・予算の上限・希望時期・自社で担当できる業務があれば十分で、体験の内容は未定でも構いません。制作会社が形式を提案し、テストプレイを経て企画書の「体験の内容」を埋めていく流れになります。

制作会社の選び方は体験型イベントの制作会社の選び方、依頼時に伝える情報は体験型イベントの費用相場にまとめています。

施設・店舗でのイベントなら施設活用イベント制作サービスで対応範囲・参考価格・納期を確認し、企画書の予算欄とスケジュール欄に反映できます。

FAQ

よくある質問

企画書は何ページくらいが適切ですか?

社内・施設向けなら、上記の9項目を1項目1ページ以内にまとめた5〜10ページが目安です。体験の内容と予算は図や表にすると短くなります。

体験の内容が決まっていない段階でも企画書を出せますか?

出せます。目的・対象・会場と制約・予算の上限を先に固め、体験の内容は「候補の形式」として複数書く形にします。制作会社に相談すると、形式の提案と概算を受けられます。

想定来場者数はどう書けばよいですか?

「同時に体験できる人数×1回の所要時間×受付時間×会期日数」で上限を計算し、そのうち何割が埋まる想定かを書きます。根拠には、施設の来館者数や過去のイベントの参加率を使います。

企画書の作成から相談できますか?

できます。株式会社ex Labsでは、目的と場所を伺ったうえで形式・費用・スケジュールをご提案し、企画書に必要な情報をお渡しします。予算や内容が未定の段階でもご相談いただけます。

株式会社ex Labsは、謎解き・マダミス・イマーシブ・頭脳戦の4ジャンルを企画・制作する体験型イベントの制作会社です。対応範囲・参考価格・納期はサービス一覧でご確認ください。

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企画書の作成から相談する(無料)

予算・企画内容が未定の段階でもご相談いただけます。目的と場所を伺ったうえで、形式・費用・スケジュールをご提案します。

関連ページ:体験型イベントとは体験型イベントの企画アイデア体験型イベントの費用相場体験型イベントの効果測定・KPI体験型イベントの制作会社の選び方体験型マーケティングとは体験型イベント用語集

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